先輩に聞く、田舎暮らし8ヶ条

これから始めようとする田舎暮らしに思いを馳せると楽しいものですが、都会の生活と勝手が違うこともたくさんあります。

実際に田舎で生活されている地元の方々、田舎暮らしの先輩たちの話をまとめると、肝心なのは以下のとおりです。

【第1条】田舎暮らしに自動車は必須

都会では公共交通機関が発達しており、自動車の必要性を感じない方も多いと思いますが、田舎ではその常識は通用しません。

鉄道もバスも通勤に使うには貧弱なダイヤなところがほとんどです。

ちょっとした買い物なら自転車で充分という方も多いかもしれませんが、山間部は起伏も激しく、自転車はまず使えません。

自家用車は生活における大切なツールといえます。

兵庫県の場合、冬季は積雪や凍結する地方もあり、そのような地方では冬用タイヤ装着が必要となります。

【第2条】インターネットの活用を

田舎にも商店やスーパーマーケットはもちろんありますが、都会のデパートやショッピングセンターのような規模や品揃えは期待できません。

しかし、あきらめることはありません。

インターネットによる通信販売は、ネット回線が使える場所(田舎もほとんどがカバーされています)なら注文はもちろん可能ですし、同じ料金で配達してくれます。

都会の情報もネットから入手でき、しかもこちらの情報も送信し、「双方向の通信」ができるため、生活に仕事にインターネットの活用をおすすめします。

【第3条】勤めの現金収入はあまり多くない

田舎は過疎が進んでいますが、それはなぜでしょうか?

都会と同じく、子どももいるのに、なぜみんな都会へ出て行ってしまうのか?行政でも大きな課題となっていますが、「都市部と比較して、給与収入が少ない」ことが大きな原因だと考えられます。

そのような中、移住者が突然田舎へ行って、仕事が簡単にみつかるとは考えにくいものです。

もちろん、特殊な技術や資格がある方、起業される方、都市部へ通勤される方、もうリタイヤされて悠々自適の生活を送られている方は、あまり関係ない話かもしれませんが、現役世代の方はご留意ください。

【第4条】田舎ならではの仕事ももちろんある

第3条では後ろ向きなことを書いてしまいましたが、田舎ならではの仕事ももちろんあります。

そう、今話題になっている農業や林業です。

担い手不足で放棄された田畑や森林を、田舎は多く抱えています。

国内産の農作物や建築材の良さが見直されていますし、自治体によっては就農の支援を積極的に行っているところもあります。

自然を相手にした仕事で、なかなか苦労も多い農林業ですが、日本の将来のためにもぜひ検討してはいかがでしょうか。

兵庫県内ではひょうご就農支援センター(兵庫県農業共済会館3F)が就農の支援窓口をしています。
・ひょうご就農支援センター(078-391-1222)

【第5条】物件探しは実際に地元に足を運んで

「役所にある田舎暮らしの物件の資料を役所にあるだけ全て郵送してほしい」という依頼をされる方がいらっしゃいます。

仕事や他の用事で時間が取れない、現地まで遠いので気軽に行けない、といった事情もお察しします。

兵庫県では現在、空き家バンクが設置されています。

また但馬、丹波、淡路の3地域に「田舎暮らしワンストップ窓口」を設置・運営しており、地元につながりを持っているスタッフが常駐していますので、こちらに一度足を運んでいただき、地域を見ていただいたうえで思いの丈を話していただくのが、早道でないかと考えております。

・たじま田舎暮らし情報センター(0796-24-2247)
・篠山暮らし案内所(079-552-4141)
・移住相談ワンストップ丹波(090-2705-4110)
・あわじ暮らし総合相談窓口(090-1247-1589)
・西播磨暮らしサポートセンター(0791-58-1252)

【第6条】家庭菜園は30坪で充分

田舎暮らしの魅力として、都会生活ではできなかった家庭菜園をはじめて、手作りの安全で安心な野菜を食べたいことを挙げられる方も多いのではないでしょうか。

いろいろな種類の作物を多く作りたいという気持ちも分かりますが、無理なく栽培できる広さは30坪(約100㎡)だと言われています。

作物にはその土地にあった銘柄、栽培方法もありますので、地元の人にいろいろ教えてもらうといいでしょう。

【第7条】田舎ならではのおつきあいも

田舎には、都会生活ではまず無縁であったような、隣近や集落との深いおつきあいが必須の地域があります。

日役という共同作業や、冠婚葬祭の手伝い、月ごとの寄合と呼ばれる定例会合への出席、自治会費とは異なる行事ごとの集金があるなど、地域独自のならわし(しきたり)があります。

移住を決定する前には必ず地域の区長さんなどに相談して、どういった種類のおつきあいがあるのかを確認しておきましょう。

また地域の行事はできるだけ参加するようにしたいものです。

田舎暮らしはリゾートではないのでいつまでもお客様気分ではやっていけません。

【第8条】いきなり定住よりは、まずは週末滞在~二地域居住から

「都会の住居を処分して、その資金で田舎暮らしの物件を買ったものの実際に移住してみると、イメージと違ったので都会に戻りたいが、簡単に戻れなくて苦労している」という話を、残念ながら少なからず耳にします。

移住にはある程度の思い切りも重要ですが、地域を知るという意味でも、週末滞在や二地域居住で、都会と田舎を行き来して、双方の長所・短所をよく理解したうえで、定住に踏み切るというのが一番の理想だと考えます。(時間とお金のかかる話なので、全ての方というわけにはいきませんが・・・)

 

 

 

 

 

ページの先頭へ